私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎


もう、幸せ…。

こうやって藍裡ちゃんとこんなことができるこの時間が幸せ…。


もうずっと…このままでいたい。

ずっと……


もうずっと時が止まって欲しい…。


そう思ってた、僕は甘かった。


ーーーーガチャっ…


そんなこと、無理に決まってんのに…


ドアが開かれ僕たちの視線はそこに注がれる。

そこには暗字さんが幽霊を見たような驚いた顔で立っていた。



だから…時が止まることはないんだ。


「へっ?あい…り?…さ、五月くんっ?!?何してんのよーーーーーーっっ?!?!」



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