私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎


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「はぁ…」


私はため息を漏らした。

織絵はもっていたジュースを机にぽんっと置いた。


「なにぃ、ため息なんて。どうしたの?」


そう言って私の顔を覗き込む織絵。


「別に…何でもないよ?」

「ふふん?五月くんだね?」


ーーーギクっ…。


す…するどい…

私は下を向いて何も言わずにいた。

すると織絵はお腹を抱えて笑った。

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