私だけの王子様❤︎もう一つのシンデレラストーリー❤︎
「はぁ…」
こんなの、私らしくないし…
私はゆっくりと足を校門のほうに運んだ。
「藍裡ちゃんっ……!」
その時に後ろから声をかけられ思わず振り返った。
そこには少し息を荒くした三橋くんがいた。
何よ…っ…。
あの、女の子よりも私のところにくるなんて…
「女の子、ほっておいていいの?!」
少しきつい口調になってしまった。
「え?女の子って…」
「告白してきた子いるでしょ?!その子のところに戻らなくていいの?!」
私は三橋くんを睨みつけた。