つよがり。



きっとみんなの前で

発作を起こしたくないのだろうが

次第に抑えきれなくなり

苦しそうな咳をし始めた


部活の仲間も心配して

集まってきたが

俺は適当にごまかし

悠隼を支えながら隅に移動し

吸入をさせた


悠隼が落ち着いたころには

片付けも終わっていて

なつきも戻ってきていた



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