恋する貴方はナルシスト?!



電気をつけると、かすかだけれど、なにかの音がするのに気がついた。




「これは…バイオリン?」



どんどん奥へ進むと、それは鮮明になって、しっとりとした優雅な曲が一番奥の教室から流れているのがわかった。



「誰がいるんだろう…」



廊下の電気は消えていたけど、その教室の明かりは着いていて、ドアの扉の小窓から、中を覗きこんだ。
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