私の夜道さん!
【黒猫のキス】



受話器が床にゴトンと一回バウンドし、ぶら下がっている。


『ん?!菜子ちゃん?!どうしたー?!?』


岡田の声が微かに聞こえる。


だいぶ酔いが覚めてきているようだ。



……いや、そんなことよりもですね、









「おい、なんか腰巻くもん貸せ」








私の目の前にいるこの男性は、何っ!?!?!





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