ギャルとメガブス
俊くんが私の反応に少し表情を曇らせたので、私は焦った。

昨晩の「呪うよ」という言葉が、どうしても浮かんでくる。


「――みいちゃん、僕のこと、怖いの?」


公園に到着し、公園脇にスクーターを停めていると、俊くんが呟いた。

私は心の中を見透かされて、生唾を飲み込んだ。


「……別に」


答える声が、多少ぶっきらぼうになってしまう。

まずい。

俊くんの機嫌を損ねたら、どんな目に遭わされるか分かったものではない。

俊くんは、いじけたような顔をした。


「まあ、僕、幽霊だしね」
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