愛させろよ。
先輩の後をついていくと、確かに公園があった。

俺たちは、そこのベンチに並んで腰を下ろした。

もちろん、俺が左側になるのも忘れなかった。

ふと右を見ると、先輩の膝の上には、やけに重そうなかばんが乗っていた。

「それ、何が入ってるんですか?」

先輩は不思議そうな顔をした。

「これ? たいしたものは入ってないよ」

「ずいぶん大きいんですね」

「中身は財布と携帯とエスクラくらいよ」
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