愛させろよ。
どうしよう、もし先輩が何かやばい病気で……

入院とか、もしくは、最悪の場合……

そうなったら、俺もきっと、生きてはいけない。

心の中で何回も、俺は叫んだ。

先輩ーーー!!

ああ、なんで俺、先輩の住所も電話番号もメルアドも知らないんだ!

己の馬鹿さ加減に、俺はのたうちまわった。
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