愛させろよ。
◆第四章 秘密

訪問

次の日、俺はじりじりしながら四限までやり過ごした。

昼休みになると、俺はすぐに二年生の階に行った。

前からサックスの先輩が歩いてくるのを見つけて、俺は駆け寄った。

「先輩! 桐谷先輩って何組ですか」

「桐谷さん? 確かG組だったよ」

「ありがとうございます!」

俺はG組に走った。
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