愛させろよ。
運指表を探し出して、楽譜と突き合わせた。

楽譜をにらんで、楽器を構えた。

運指表で指を調べて、まず一小節、指だけ動かした。

何回かやって、覚えたと思ったとき、息を吹き込んでみた。

……なんだか微妙だ。リズムがわからない。

ええと、これは確か四分音符で、だから……?

困り果てて顔を上げると、先輩と目が合った。

「リズムでしょう?」

「……そうです」
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