二人は甘い初恋関係

「きゅ、急に…どうしたの!?」


「だって、気になるじゃない!水城君は友達って言ってたけど、どうなの?」


「ど、どうって言われても…。っていうか、お母さん…いつ水城君と会話したの?」


「水城君が家まで具合が悪くなった美羽を送って来てくれた日よ!水城君が帰ろうとしてたところに、ちょうど…私が帰って来てね…。バッタリ会ったの。」


そ、そうだったんだ…。


言われてみれば、お母さんと水城君の話す声が少し聞こえたような…。


でも、あの時…私は泣き疲れちゃってウトウトしていたから、何を話してたのかまでは分からないや…。


「水城君、優しくてカッコよくて…いい男の子じゃない。」


「うん、とても素敵な友達…。友達だけど、それ以上に仲良くなれたらいいな…って思ってるの……」


好きだから…。


大好きだから…。


鼓動が慌ただしく波打つのを感じていると、お母さんは目をキラキラと輝かせた。


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