二人は甘い初恋関係
だけど、実際は…上手くいかなかった。


女除けの空気作りを始めて、暫くの間は…話し掛けてきたりする女子が減ったけれど…


そのうちに、なぜか…無愛想でクールなのが逆にカッコいい…とか言い出し始めた女子たち。


それからと言うもの、廊下を普通に歩くだけでも甲高い悲鳴が飛び交うようになった。


話し掛けてくる女子は、以前よりも増えて、冷たくあしらえばキャーキャーはしゃぎ、睨みつけても嬉しそうにはしゃぐ。


おまけに、部活をしている体育館にも見物する女子の人だかりが出来て、鬱陶しい歓声や悲鳴でバスケに集中するのも難しい始末。


自分のしてきた言動が逆効果になってしまったことに、かなり沈んだ。


こんな調子で中学生活も送っていかないといけないのかよ。


毎日、溜め息が絶えないまま半年が過ぎていった。
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