恋愛なんて、めんどくさい。

バイト帰り。



♪~



…ほら来た。


ピッ。


「…はい。」
「ちょっと~!?寧々ったらいつの間に深宮くんと仲良くなってんのよ~!私全然聞いてないんですけど?」


「だって言ってないし。」

「そんなことを言ってるんじゃないのっ!」


これは長くなりそう…。

そーゆうときは♪

「そんなことより、藤谷と話せたじゃん。良かったね~。」

話を変えるべし♪

「そうなんだよ~♪やっぱカッコよかった~」






…見事に引っ掛かったな。

恋する乙女は(ある意味)すごいっすね~。

「はいはい。おめでと。」







…その後、優美は30分ずーっと藤谷のカッコよさを語って。


「あっ、そろそろ寝ないとお肌に悪いから切るね~♪」



…たいしたもんだよ、この子。



「はいはい。」

「寧々もガンバってね~♪深宮くんのこと好きなんでしょ?
じゃね~♪」




プーッ、プーッ、プーッ…。

ケータイから聞こえる無機質な音。


やっと終わったか~。


は~、長かった、長かった。














じゃなくてね?

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