堅物くんとの恋愛過程
堅物くんが不機嫌な理由
「はぁ……」
もう何回目かの溜め息。
あれから数日……佐伯くんとは、まともに話をしていない。
ううん。
もともとあまり佐伯くんと話をすることもなかった。
ただ時々、私が一方的に話しかけるだけの……そんな微かな関係。
それだけの繋がり。
「今日の委員会、体調が悪いから欠席するって佐伯くんに伝えておいてもらえるかな?」
隣のクラスで同じ風紀委員の唐沢さんに言付けをお願いする。
「でも胡桃沢さん、委員会休むのコレで何回目?さすがにマズいんじゃないかなぁ」
「あ……うん」
「来週の服装チェックには来るよね?ってか、絶対来なきゃダメだよ?」
「あ………うん。そだね」
なんて、頷いては見せているものの
もう既に休む決心をしている、薄情者の私。