堅物くんとの恋愛過程
しかし
「あ……あれ?」
学校に到着してみると、校門にいたのは
「あ!胡桃沢さぁ~ん、おはよぉ♪」
萌香先生ただ1人。
「おはようございます。あの皆さんは……?」
「あぁ、佐伯くん?何かね、電車が動かないみたいで少し遅れるらしいわぁ。だから胡桃沢さんも遅かったんでしょ?大変だったわねぇ」
「…………」
改めて知る事実。
佐伯くんも電車通学だったんだ。
ってか、萌香先生……私、別に“佐伯くん”指定で聞いたわけじゃないのに。
思わず、萌香先生をジッと見つめてしまう。
「ん?なぁに?」
「あ……いえ」
弟さんと違って、お姉さんは少しそういった勘が鋭いようだ。
うーん、あなどれない。
「私、教室に鞄置いてきますね」
「はーい、いってらっしゃい」
「………」
だけど、今でも信じられない。
佐伯くんと萌香先生が姉弟なんて。
だって、似てなさ過ぎ!