堅物くんとの恋愛過程
私からの尋問に言葉を詰まらせたままの堅物くん。
彼のことだから、さぞ優等生の模範的回答が返ってくるのかと思っていたのだけど
「朝は食パン1枚といったところでしょうか」
「食パン1枚!?」
そう声を上げたのは舞。
これだけの巨体を維持していくのに、朝から食パン1枚とは
まったく貧相な朝食だ。
「じゃあさ、夕飯は?」
私の厳戒な取り調べは続く。
「え・・・っと、近くにコンビニがあるので・・・」
「文弥くん、まさか毎日コンビニのお弁当なの?」
さすがの舞も顔を真っ青にして堅物くんに詰め寄る。
そんな舞を前にして・・・堅物くんは観念したかのように
「・・・はい」
頷き俯いた。
はあ、お節介な舞のこと。
この分だと毎日夕飯を作りに行く、かいがいしい通い妻になりそうだ。
・・・にしても
「佐伯くん、風紀委員長失格だよ」
「う・・・大変申し訳ありません」