かならず君を見つけ出す。




「ねぇまま...おなかすいたよ。もう12時過ぎてるよ。夜ご飯は...?」


「分かってるわよ。どうしてままばっかりにいうの?ままは、この家のお手伝いさんじゃないのよ」


小学校3年生の私には、自分で作ることも、買いに行くことも頭になかった


「お姉ちゃん、おなかすいたよ。」

お姉ちゃんだけは、私を守ってくれた。

まだ小学校6年生のお姉ちゃん

「ご飯粒もない。おかずもない。どうしよう...」


でも、ままはリビングで寝てる。いつものこと。
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