仮カノ




そんな調子で仕事はどんどん終わっていく。


既に19時。みんなが帰り出す。


「俺、書類社長のところ渡してくるから。

梨月は帰る準備して、バイクんとこ行って待ってろよ。」


「うん。」


そういって、蛍はオフィスを出ていった。

書類確認してあげたあの社員以外、もうみんな帰ってる。


私は、蛍の荷物と、自分の荷物を持って、オフィスをあとにしようとする。


「先に失礼しますね。頑張って下さい。」


私は、そういって、ドアノブに手をかけた。


「あのっ。」


呼ばれて、振り返る。



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