仮カノ

»2年の間に





教室に戻ると、既に授業が始まっていた。

でも、蛍がフォローしてくれてたみたいで、怒られることはなかった。

席につくと、隣の蛍に


「何があったか知らねぇけど、
大丈夫か?」


って聞かれた。
私は頷く。


星夜と離れてた2年間。
星夜のことが好きな気持ちは変わらなかった。

でも、蛍の優しさに触れていくうちに、
だんだんと蛍に気がいってしまう。



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