Blue Sky。ー君の瞳に恋をしたー
次の日は屋上にいった。

屋上が私のやすらげる唯一の場所だから。

少し頭を冷やそうと思った。


ガチャー。

「おー
久しぶり!」

そういって彼は笑いかけた。

「今日は1人なんだね」

「え?」

「一昨日、可愛らしい女の子と一緒にここで喋ってたでしょ?」

「あぁー。
それは…」

「本当かわいい子だったね」

彼の言葉を遮る。

「それよりお前どうして昨日こなかったんだよ?」

「特に。
そんな気分じゃなかったの。」

「どんな気分だよ」

と、彼は爽やかに笑った。

私の心の中のモヤモヤが大きくなっていく。

つい…

「だいたい理由があったって君には言わないしそれに関係ない」

なんて、強い口調でゆってしまった。


「そーだよな
ごめん」

いつもの悲しげな言い方とは違い
どこか冷たい口調で冷たい瞳をしていた。


怒らせちゃった…。

< 9 / 12 >

この作品をシェア

pagetop