愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】



「うぅ……けい、た…ぁああぁぁ…!!!!」

圭太の名前を掠れた声で呟いた。


圭太の代わりなんていないのを圭太が教えてくれたんだよ…。


私が好きになったのは圭太なの……。


何度叫んだだろう。


何度泣いただろう。



辛いときがあった時には楽しかった事を思い出すよ?

今は胸が苦しいけど…
……楽になれる日がくるのかな……?
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