初恋はまだ続く
小学校6年生で始めて女の子を好きになった。


世間で言う初恋ってやつだ。



普通は幼稚園の時に先生が好きだったーとか小学校低学年で異性とか意識しないで純粋に好きだったーとかの簡単な感じの初恋を経験している人が多いと思う。




だが俺はそんな小さい頃は周りにほとんど関心がなかったからか、好きな人ができるなんてことは全くなかった。



そんな俺が小学校6年生という異性を意識し始める頃に一人の女の子をどうしようもなく好きになっちまった。


今考えると自分をすごいと思ってしまうが、その時の俺は思い切りがよかった。


好きという気持ちに気付いてから3日とたたずに告白したよ。



「あなたを愛しています。付き合ってください。」



まぁ、言いたいことは大体わかるが、敢えて突っ込まないでくれ。
一つ言い訳をさせてもらえるとしたらその時流行ってたドラマのせいなんだ。


そんなことはいいとして


大体の人はわかると思うが普通に振られたよ。

というより、告白の言葉がドラマとほぼ同じだったっていうのが原因なんだろうが、ただふざけてるだけだと思われたらしい。

その子は笑いながら

「そんなギャグ言うために放課後呼び出したの?今日忙しいから他に用ないならもういくね。」



俺、涙目。
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