社宅アフェクション
校門に駆けこんだが意外に生徒はたくさんいて安心する。
時計は7:54を示している。


「まだ10分くらいあったじゃん!なんだ、よっゆ~う!!」


ただ1つ気になることは、周りのみんなが、私を見てはクスクス笑って過ぎていくこと。
知らない人にまで笑われるなんて…


私、なんかした?


「っ、はぁ…はぁ…や、やっと追いつき…ました…」
「ねぇ、蒼空…」
「はい?」
「私、なんかしたかなぁ?」


そう言って振り向き、蒼空と目があった…瞬間だった。
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