ギャップ彼女 2



「な~に、溜息ついているのよ?」

『あ、愛莉…』



私が、机の上で項垂れていると、愛莉が背中をポンっと軽く叩いてきた。



「噂、凄いね。」

『うん。まさかこんな事になるとは思ってなかった』

「キャンディカフェは、若者に人気の店だからね。」

『そっか…』




確かに、店の内装もオシャレで可愛い。かといって値段が高いわけでもなく、割とリーズナブルだ。
しかも、美味しい。


以前、グルメ雑誌に掲載された程の人気店なので、納得がいく。



「ま、人の噂も75日よ」

『……長いよ…』

「フフ、そうね」



愛莉がクスクス笑っていると「なんの話?」と明るい声がした。


声のした方に視線を向けると…。
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