ギャップ彼女 2



「はぁ…」


溜息をひとつこぼした悠斗は、真剣な表情で見つめてきた。いまだ仰向けの私に覆いかぶさるようにいる悠斗に、心臓がもたない。



『……ゆう、と…どいて?』

「嫌だ」




―――本当に意味が分からない。





「リン…俺は…「お、おい!?てめぇ何やってんだ!!」


話し出した悠斗の声を遮ったのは、蓮の焦ったような大きな声。



「離れろ」

「リンに何しようとしてんだよ!?」



蓮と伊吹が慌ててやってきて、悠斗を引き剥がした。


引き剥がされた悠斗は、眉を寄せ「チッ。邪魔すんじゃねぇよ」と小さく呟いていた。



「悠斗…ぬけがけはズルいよ?」

「リン、大丈夫?」

『…うん…』



呆れ顔の隼人と、心配するような目つきの翔が私の体を起こしてくれた。






でも、悠斗は何を言おうとしていたのだろう…
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