ギャップ彼女 2
私を連れてきた女子生徒が、ガラッとドアを開ければ、教室の中には椅子や机に座っている5人のお姉様方がいた。



「あーやっと来た」

「みんな、待たせてごめんね」

「アヤいいってー。」

「こいつ、写真部に行ってやがった」



私をここまで連れてきたのは、アヤというらしい。私を室内に入れると、ドアを閉めやっと私の手首を解放してくれた。



私は赤くなった手首をさすりながら彼女らを見た。みんなスカートがかなり短く、髪も金髪や明るい茶髪のうえ、化粧バッチリだ。



まぁ、一言で言えばギャルだ。




派手な彼女らの目なんか、パンダみたいで瞬きをする度に、まつ毛がバサバサ動いている。




ーーー邪魔くさそう…違和感ないのかな…?





そんな事を思いながら私は、彼女達を無言でジッと見つめていた。







もちろん、まつ毛だけを…





そんな時、私は気づいてしまった。
ある一点から目を離せない…
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