ギャップ彼女 2
「…な、生意気よ!?」


1人のギャルが手を振り上げてきたので、とっさにギュッと目をつぶった。でも、



「は〜い。そこまでね」


よく知った声がしたので目を開ければ、そこには、



「……は、隼人様…」


出会った頃のような、作った笑みを浮かべた隼人が立っていたのだ。




「女の子が暴力ふるうとこ見たくないな〜」

「わ、私は、そんなつもりじゃ…」




隼人がそう言えば、オロオロしながら振り上げていた手をおろした彼女。






どうして隼人が、ここに?
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