ギャップ彼女 2
そっと唇を離せばリンは、目を大きく見開いたまま固まっていた。どうやら、何が起きたか理解できていないらしい…。



そんなリンが可愛くてしょうがねぇ。




『これ以上言ったら、また塞ぐぞ』




俺がそう言えば、ようやくハッとしたのか、
「も、もう、言いません!」とリンは、真っ赤な顔で言った。




それでいい。
リンの気持ちは、充分知っている。



リンの口から、悠斗が好きだという事は聞きたくねぇんだ。



だから、黙っていろよ?
じゃねぇと、またお仕置きだ。









……まぁ、お仕置きも楽しみだがな。




リンに触れながら、リンの潤んだ瞳を見つめていると、押し倒したい衝動にかられる。



このままでは本気で理性がやばそうなので、そっとリンを離した。



〜蓮 SIDE END〜
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