SHE IS MINE(2014年七夕短編)
7月6日[第二の秘密]


7月6日、朝。


目覚めは最悪だった。


なんでかって?

星司お兄ちゃんの予言通り、昔の記憶を脳内によみがえらせようとしてわたしは一晩中悶々としていたからだよ。


でも、何も思い出せなかった。


結局わかったのは“星司お兄ちゃん”が過去にわたしの近くにいたということだけで、謎の包み紙のこともモヤがかかったまま。


紙切れと包み紙が入った封筒を抱き締めたまま、わたしは眠ってしまったようだ。


おかげで頭痛もするし、もう最悪!


「織賀ー? お母さんがそろそろ起きなって」


頭の痛みに顔をしかめていると、姉の里織(サオリ)が部屋にやってきた。


多分、家事やら何やらで手を離せないお母さんのかわりにわたしを起こしにきたんだと思う。


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