Shining Moon&Star's 完結
誰も傷つくことも、傷つけることもなく、、、


そんな風に生きるには、どうしたらいいの?


どうやったら、みんな、、、幸せになれるの?


また、わからないことが増えたよ。


何、やってんだろう。


自然と、あたしから自嘲的な笑みが零れ落ちる。


そして、ゆっくりと盛大なため息を溢し、あたしは自分のクラスへと歩みを進めた。


生徒たちの前で、こんな顔を見せられない。


あたしは教室に着くまでに、必死で頭を切り替える。


普段のあたしではなく、教師としてのあたしになるために、、、


生徒たちの前で、迷っていてはいけない。


切り替えろ、切り替われ、、、


そう、呪文のように唱え、仕事へと戻った。


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