Shining Moon&Star's 完結
容赦なく打ち付けてくる、雨。


「泣いてた、だろ?」


星夜は子供にでも聞くように、尋ねる。


「なん、、、で?」

「俺が、泣かしたから」


星夜の言葉の意味が、わからない。


「、、、ごめんな」


そして、よくわからないが星夜があたしに謝る。


「どうして、星夜が謝るの?」

「俺が、全部悪いから。言っただろ?「泣く時だけは、全部俺のせいにしろ」って」


それに、あたしは頷いたつもりはない。


「星夜のせいじゃ、ない」

「良いんだよ。全部、俺のせいで、、、。じゃなきゃ、俺は雫月のことを慰められねぇ」


なんて、意味のわからない言い訳までしてくる。


本当に、星夜のせいじゃないのに、、、

< 223 / 295 >

この作品をシェア

pagetop