Shining Moon&Star's 完結
、、、嘘?


星夜の言葉の意味を、中々理解出来ない。


「嘘、って?」


だから、あたしは星夜に聞き返す。


「いつから、ここが雫月の家になったんだよ」


あたしは、声のした方を見る。


携帯を持っていた手が、力を無くし、、、


ブラッと、下へと落ちる。


星夜はゆっくりと、あたしの元へと歩みを進める。


「また、、、泣いてる」


雨のおかげで、わからないはずなのに、、、


星夜は、そんなことを言う。


「泣いて、ない」

「泣いてる」


あたしの言葉を、星夜は否定する。


そして雨は、段々と強くなっていく。

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