HEVANS×LOVE(アイドルホストにつき本気(マジ)禁止!)
HEAVNS×LOVE
僕は藍咲財閥の娘の藍咲乃彩

僕と言ってるがちゃんとした女。

見た目から言って目立つ存在ではない
黒髪に腰まである長い髪
黒縁メガネと言うね
そこらへんにいる目立たない女子です。

だから、普段は藍咲の娘とばれずに

普通に高校生まで上がってこれた。

…が一つ不安があるとすれば、

この学校…

真紅学園に強制的に入れられた事だった

お嬢様学校は何とも堅苦しい

僕自身個々に入るつもりは

一切なかった

変な噂もあるし…

そう、言ってる間にも堅苦しい

入学式は終わった。


「ん?」

入学式は終わったのだけど

入学式生徒は一切動こうとしない


「もうすぐですわよ」

「まさか生で見れるなんて…」

そう言いながら

女子だけが騒いでいた

男子は、帰ったようだ



「まぁ…何があろうと僕には関係ないし」

そんな言葉を吐いて体育の入り口に

足を進めていた

「ヤッホー!入学おめでとぉーー」

明るい声そして振り返らずにはいられない




「キャアーー」

甲高い女子の叫び

「かっこいい…あれが覇琉華様なの!」

顔を真っ赤に染める女子たち

見ればわかるほどの美形そして

甘美で甘い声

ステージには二人の男

赤紫色の髪が揺れる

ウインクしたりするたびに上がる

歓声


そして、また歓声が上がった


「詩音様ぁーー」

「ちょっと!あれ呑或様でしょ?」


と騒いでる中


「静かにしろ…」

低い声と共に女子は黙り込む


「今日は入学祝いに特別に俺様が

歌ってやる…感謝しろよ?」

ニヤッと口角をあげると

歌が流れ出した。



「目を閉じて感じて」


「官能的に」


「ついて来いよ」


「HEAVENS×LOVE」


甘い声と小悪魔的な笑み

そして…

官能的な気分にさせる


この歌と声

誰もが酔ってしまいそうになる

中毒性のある

メロディー




僕は、この歌に聞きほれることもなく

教室に向かった

まさかこれが自分が招いた

地獄の生活の幕開けなんて

この時思っていなかっただろう。
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