新撰組 『時が変わろうとも』
「あ、ここです」
女の人の家は蕎麦屋だった
「本当にありがとうございました」
「いえ、ではお大事に」
「はい。今度食べに来てください」
「そうします」
俺は一礼をしてその場を離れた
「案外あっさり騙されるのね?」
「土方さん、居ますか?」
「ああ、神埼か入れ」
「失礼します」
部屋に入ると土方さんは相変わらず文机に向かっていた
「話は斎藤から聞いてる。女を送りに行ってたんだろ?」
「はい。それと人数が増えてました」
「そうか。くれぐれも無理はするなよ」
「はい」
土方さんの部屋を出て調理場に向かった
「で、どうしてこうなったんですか?」
俺はニッコリと黒い笑みを浮かべている