俺様王子様
そんなあたしの気持ちはお構いなしに、三咲くんはゴロリと床に寝転んでしまった。
モヤモヤしたままあたしもベッドに潜る。

「じゃ、消すねー」

あたしがちゃんとベッドに入ったのを確認すると三咲くんは電気のリモコンを押した。

(っていうか、明日練習試合って言ってなかった⁉︎)

ハッと思い出した。

「…三咲くん、起きてる?」

恐る恐る話しかける。

「うん、起きてる」

「明日試合でしょ?…やっぱりあたしが床で寝るよ」

「いいって」

「ダメだって‼︎」

しばらくそのやり取りが続いた。

「じゃーさ」

ひと息ついて三咲くんが言った。
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