隣のクラスの山田君に恋しちゃいました。
私と隣の山田君
いつもの様に登校しているつもりだった。



「あ、いっちーおはよー!!!」



私にブンブン手を振るいかにもバカそうな男。山田太郎。よく国語とかにもありそうな名前でしょう?



「あ、山田君、おはよう。」

「うん!おはよういっちー!!」


山田君は私の事を『いっちー』と呼ぶ。私の名前は山本一花。多分名前の『いちか』からとったのであろう…。


「にしてもさー山田君。」
「なぁに?いっちー」


くっつきすぎじゃない…?


「えっ?そう?ごめんね?俺そーゆー事わっかんなくてさぁー」

ポリポリと頭をかいて反省する山田君。


「まぁ、いいよ…てゆーか、山田君のクラスBでしょ?」
「え?うん!そーだけど?」
「私達クラス違うよね…?」
「うん!!!」

なのに何故こんなにもくっつく?!

「えー、良いじゃんかぁー」
「…お前はエスパーか。」
「いや、もろ口に出してたよ?」



そんな楽しいやり取りをしていたらいつの間にかの学校で…。


「あ!山田君~!おはよぉ♪」
「本当だ!山田君おはよ!」
「山田~♪」

さっきから聞こえる声は全員女子。山田君目当ての。つまり山田君はモテる。悔しいくらいにモテる。




「あ、じゃあ私はAだし。これで…」
「うん!じゃーねいっちー!!!」








そんな笑顔に私はドキドキしてる…





でも山田君にはまだこの想いは伝えない

もう少し先…もうちょっとしたら告白しようと思っているつもりだ……つもり…





「あぁぁぁぁ!!!もうっ!!モヤモヤするじゃんかああああああああああああああああ!!!!!!!!」








 







 


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