忠犬ハツ恋
お母さんとモチチーズ玉
お母さんと久し振りに夕飯を食べた。
私のリクエストしたお好み焼き。

残念ながらお父さんは大ちゃんのお父さんと公演回りで都合がつかなかったらしい。

でもお父さんには悪いが、女だけの食事会は大いに盛り上がった。
親子である事を忘れるくらいお母さんと沢山お喋りをした。
いつまでたっても若々しいお母さんは私の憧れだ。

お母さんに家まで送ってもらい、お母さんはそのまままた事務所へと戻って行った。

家から大ちゃんに電話をする。

大ちゃん用にチーズとコーンのお好み焼きの大盛りを持ち帰って来たから。

大ちゃんは「塾の帰りに立ち寄る」と返事をくれたから、私はホカホカのお好み焼きを前に大ちゃんの帰りを待った。
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