涙脆い君と
涙脆い君と共に

君と 出逢って


恋をして


付き合えて


1ヶ月。


君のイジメは、


ちょいちょいあるらしくて


その度 君が謝るねんけど…


むっちゃキツイ。


なんで 謝るん?


僕 君が好きやねんけど。


謝らんといてや。



「僕、皐月が好きやで。」



『⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄ 急になんですか』




少し涙目な君の手を


そっと優しく握る。




「そばにおらして?」



『ッ今 いるじゃん…」



「好きやで…」



様子がおかしい事に気づいた君が


僕の頭を撫でる。



『どぅか しましたか?』



「僕に謝らんといてや。」



『どぅしてですか?』



「辛い。」



『自分の女が、イジメられて…』



「ちゃう。」



『…嫌なら言ってね…』



君が好きやのに


全てを知りながら


受け入れられへんとか…


僕は そんな人間や ないで。





僕は…





僕は…





君に気を使われる


それ以上 嫌な事はない。



「僕は… 」



『私は、私のせいで 麗さんが』



「俺の事はえぇねん。」




『良く ないです。』



ポロポロ涙を落とす 君。



「泣かんといてや。」



『っご、ごめん。』



「嘘。泣いてえぇよ。」



『っわ、私…不安で 不安で…』



「僕は 皐月以外 好きにならんよ。」



今度は僕が 君の頭を撫でるよ。



「僕が 泣かへん代わりに泣いて?」



『ウザいって思わない?


イジメられてる女を嫌いにならない?』



「不安やったんやな。


大丈夫。僕を信用してや。」



『っあ、ありがとう』



「そんでさ、今日で一ヶ月やん?」



『…何がですか?』
















え?




















「付き合って…一ヶ月やで?」



『そぅでしたっけ?』



「おん…」



『す、すいません…』



「ふ、ははははははっ!」



『っΣ(*・д・ノ)ノ゛』



「忘れてたん?」



『…(´. ॄ.`)』








可愛い顔してぇ。


そやんな。


忘れるくらい


楽しかったって事やんな?


大事な事を


忘れる。


そんな 君の事が好きやねん。


それに、


一ヶ月とか一年とか


どぉでもえぇもんな。


君と一緒に居れる


それだけが


僕の幸せ。

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