イケメン差し上げます




「じゃあさ、今日バイトか家で『返事ちょうだい?』って言ってみたら?」




うーん、どうなんだろう。


聞いて見た方がいいのかな?


でももし返事を考えてくれてるんだとしたら、急かしてるみたいで


感じ悪くない?




……でも、気になるしな。





いいや、聞いてしまおう!




思いたったらすぐ行動!


これはあたしの長所でもあり、短所でもある。




だけどそんなことは知ったことではない。



ニヤリと笑うと鞄から携帯電話を取り出しLIFEを開く。






それを見ていた咲が



「え?今?」



と呆然とつったっていたが、こういうのは早め早めの方がいいのだ。


それに今は休み時間。



誰に連絡しようが自由なはず。








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この間の返事聞かせて?


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送信。





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