イケメン差し上げます



バイトを少しだけ早く上がって

家に帰った。



軽く荷物をまとめて


咲の家に行った。













「咲〜泊めて〜」



泣きじゃくりながら

アポなして咲の家を訪問。





「ちょっと美優!?

一体、どうしたの?」




今朝みたこと、早瀬さんのこと

全て話せば




「そっか、大変だったね。

あたしは一人暮らしだし、何日いてもいいよ」


快く泊めてくれて、あたしを慰めてくれた。



「……でも、王子は心配するんじゃない?」




咲の言葉に、あたしは静かに首を横に振って

そのまま携帯の電源を落とした。







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