trumpet×xylophone
それは、入学したての時に学校で習った護身法。



あたしは自分の髪の毛に刺してあったヘアピンで、あいつの腕をざっくり刺した。



『痛ッッ。何すんねん。
そんなんしていいとでも思ってんのか?』



もう一発‥もう二発‥


あたしは次々と顧問の腕を刺した。




さっきまであたしの頭に刺さってたヘアピンは、今じゃあいつの血で真っ赤。


見てるだけで吐き気がする。


あいつは、必死であたしの腕を押さえつけて来る。



腕が動けなかったら足!!

護身法指導に来た、婦人警官の人の言葉が頭を過ぎった。




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