愛されたい(短編)
家につくと誰も居ない

雪「ただいま」

誰も居ない家にあたしの声が虚しく響く

あたしは自分の部屋に駆け込んだ

泣いた…涙が枯れるまで泣いた

数時間してやっとおさまった

ガチャッ

帰ってきた

「おい!出てこい!」

ガチャッ

あたしは必死で寝たふりをする

でもこの人にそんなもの効かない

「てめぇ寝たふりしてんじゃねぇぞ!」

ドカッ

雪「ウッ…」

バキッ

ドカッ

ドスッ

「帰ってくんじゃねえよ!糞が!」

痛い…でもなんか言ったらもっと酷くなる

「死ね!」

しばらくしてやっと男は出ていった

数分してやっと動けるようになる

雪「イッ…」

痛い…けど動ける

あたしはそのままベッドにねっころがった

雪「苦しいよ…痛いよ…誰か…助けてよ…」

返事なんてあるはずもなく、

あたしはそのまま眠りについた
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