【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん


「今回の事で、姐さんともじっくり話したいんやけど、2人だけで話したら若にも申し訳ないですし、それこそ近藤が筋外れたことになるよって何か方法ないやろか思うとって。」


「姐さんたちには聞かれたくないんですね?」


「そうや。」


「奥野さんはどうですか?」


「あぁ、奥野さんか。あの人ならええな。」


「それでは、奥野さんと植木さんと私達4人で話しませんか?」


「ええな。」


「お2人には黙って聞いていてもらう人になっていただきましょう。」


私が笑うと悠斗さんもクスクス笑った。



「ほな、行ってきます。」


「はい。いってらっしゃい。お気をつけて。」



頭を下げ車が出るのを見送ると私はまた庭の掃除を始めた。




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