【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん



隼が浅く息をする私の肩を抱き


「大丈夫か。」


「はい。」


返事はしたけれど私の視線は宮田さんを捉えたまま。




宮田さんがこの場にいる限り終わりではない。


絶対に隼を守るというのが私の決意だ。



「若、姐さんの目はまだ若を守ろうと戦っとられる。立派なもんだ。」


植木さんの隣にいた男の人の声が響きわたった。




宮田さんは観念したのか目は戦意を失っていき立ち竦んだまま。


状況がまったく読めていないという感じで


茫然にも近かった。


もはや固まったまま動くことも出来ない状態だった。



そのまま組長さんの合図とともに宮田さんは組員の人達に連れていかれた。




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