【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん


隼は、怪我をして帰ってくることもなければ


険しい顔で帰ってくることもないが


平和だというのとは違うことは私にもわかる。


それでも決して組の話を私にしないし私も聞かない。


私に伝えるべき事がない状況。


それが今の毎日なんだと思う。


ふと見た手の拳が少し赤くなっている事もあるけれど


見て見ぬふりもうまくなった。






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