【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
なんだか必死だったのは私だけだったのかもしれないと思うと気恥かしかった。
余計に手を煩わせたのかと思うとこの場に居た堪れないほど恥ずかしい。
だけどそれでも必死だった私を落ち着かせようと和やかに話しをしてくれているのがよくわかる。
八重さんも小百合さんもそして組長さんに奥野さん。
先代もみんなとてもゆったりと話しをして下さるからだ。
いつもみたいに威勢のいい話し方は誰もしない。
にこやかに私に微笑みながら話しをして下さるから
私も笑いながら気持ちが落ち着いていった。
そして私の心情を察した八重さんが
「場数や。」
そう言って微笑んでくれた。
出来ればそんな場数は踏みたくないけれどこれも姐さん修行なのかもしれない。