【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
外の水道で手を洗いながら
「私お花屋さんに勤めていたんです。」と話すと
「お花屋さんから極道に来たと?」
「はい。」
「四郎は極道が怖くないとね?」
「怖くないと言ったら嘘です。でも、隼がいるから平気です。」
「藤堂はどんな組とね?」
「私、本物の極道を初めて知ったのが藤堂組だったんです。
隼という人を見て組長さんや姐さん、それに植木さんにたくさんの家族の組員さんを見て義を重んじる組だなって。
隼にどんな事するのか聞いたら法の届かない汚いところを仁義を持って制するって話してくれたんです。
藤堂は本当にそういう組だから大好きです。」
「仁義を持って制するか。」
「はい。」
それから近藤組のことを聞かれた。
五郎ちゃんは、近藤組で何があったかもよく知っていた。