【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん
部屋に戻り、日帰りになるのか何なのかまったくわからないから
少しだけ着替えを詰めた。
組に関わる場所へ行くのだからとスーツに着替えた。
少しでも姐さんらしくと髪もきちんとまとめた。
隼のいない部屋の中を見まわしていると
「結衣さん仕度は終わりやしたか?」
三浦さんの声が聞こえた。
「はい。」
私は返事をするとドアを開け
「よろしくお願いします。」
頭を下げると
「必ずお守りしやす。お気張りくだせぇ。」
「はい。」
私の鞄を三浦さんが持ってくれてそのまま玄関へと向かった。