【完】甘い香りに誘われて 3 極道若頭×やんちゃな姐さん


「結衣さんこちらに。」


「え?私が上座ですか?」


「そうです。姐さんが上座です。」


「はい。」


緊張の面持ちで座っていると襖が開き


藤堂の先代たちより少し上の方々と


由香里さんたちよりやはり少し年上と思われる方々が入っていらした。


組長と若頭だろうか。先代と組長だろうか…


私たちは座布団から下り


「突然お伺い致しまして誠に申し訳ござません。藤堂組若頭の妻 藤堂結衣と申します。お初にお目にかかります。」


手をついて挨拶をすると植木さん三浦さんも続けて挨拶をした。


「遠いとこ御苦労さんでした。」


そんな挨拶のあと次々に名乗られ


先代の近藤 松次郎さん、八重さん、


そして組長の 健造さん、小百合さんとわかった。


少し離れたところに静かに座っていらっしゃる方は奥野さんという方だった。





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